病院は怖くない
 

電子カルテでレセコンとの連動も

医療事務の仕事に従事した人間ならば、誰でも忘れられなくなるものがあります。

それは何かというと、レセプトの問題です。

保険請求というものを月に一回まとめて行うことになりますが、この時の事務仕事の大変さと言ったら他の時期とは比べられないものとなります。

このレセプトの時期には残業時間が異様なまでに長くなり、日付が変わるまでに帰宅できないという経験をした方も少なくはないことでしょう。

それだけ、レセプトというのは医療事務に携わる人間にとっての面倒な仕事となっています。

電子カルテによって医療に関する情報が一元管理されるようになってからは、このレセプトの仕事も格段に楽になることが期待されています。

レセコンという、レセプト専門のコンピュータもあり、それと電子カルテを連動させていくことにより、毎月何十時間もかけて行わねばならない膨大なカルテの整理や保険請求用の資料などが一挙にまとめられるようになることも期待されます。

これまでは紙のカルテを引き出してきて、それに合わせてレセプトに必要な項目を記載していくという手間がかけられてきました。

しかし電子化されることによってそれらが全てデータ化されるような状態になっているため、月ごとの保険請求も簡単な操作で一挙に何十人・何百人分のデータをまとめることも可能になっているのです。

電子カルテが導入されるようになったことにより、医師や看護師だけでなく現場で働く事務職の仕事も一挙に軽減されるようになったのです。